五輪開催国の負担について
「もうどの国もオリンピックを開催したがらない」という海外記事を読んだ。
・Nobody Wants To Host The Olympics Anymore | by Cailian Savage | Medium
印象に残った部分をざっと紹介。
下記の数字は、ここ20年の夏季五輪の開催費用のまとめたリスト。
・2032年の夏季オリンピック開催地としては、オーストラリア第3の都市ブリスベンが唯一立候補した都市なんだそう。
夏季五輪でさえも、もう手を挙げる都市が減ってきているのは知らなかった。
・バルセロナ五輪や東京五輪(1964年)は成功例としてあげられているらしい。
・オリンピックは何年も前に計画されるため、時には危機の真っ只中に開催されることもしばしばある。
リオ五輪(2016年)も2014年の価格暴落の2年後に行われたり、
アテネ五輪(2004年)はギリシャ財政危機の一因だともいわれているらしい。
東京五輪(2021年)もコロナ真っ只中に開催されたし、
パリ五輪もまさに戦争中に堂々と開催。
うーん、やっぱり負担が大きすぎるよね。
無理して4年ごとに開催する意味ってあるんだろうか、とは思う。
・・・と上記コラムは
あくまで個人が書いた記事なのでどこまで信憑性があるかは置いといて、
こういうのを読むと個人的には、
五輪の開催意義に疑問を持たずにはいられない。
・・・ちなみに、東京五輪は開催期間が2020年から一年延期したため、
スポンサー企業からさらに追加の費用を回収でき、
類をみないぐらい(IOCにとって)収益があった五輪らしい、
というのをとあるポッドキャストで聴いたりもした。
そんな中、こんな記事も話題になっていた。
東京五輪の汚職疑惑があったなか、
まだIOCは札幌で冬季オリンピックをやる気満々らしい。
山下JOC会長が退いたから招致は落ち着いたと思ったのに・・・。
スポーツでの国際交流はとても大事だと思うし、
僕自身わりとスポーツが結構好きな方なので
完全に五輪の意義を否定するわけではないけれど、
東京五輪の動向や万博のあれこれを見てるとどうしてもね・・・。
あと国の文化や歴史を知れる五輪の開会式・閉会式はわりかし好きで、
東京五輪が世界にどうアピールするのだろうかと(そこだけは)期待していたけれど、
東京五輪(2021年) 開会式・閉会式がはっきりいってすごくがっかりだったので、
もうこれ以上日本では開催してほしくないなというのが正直なところ。
冬季五輪についても色々調べてみたけれど、
長野オリンピックの記事を見ていても、なかなか負担が厳しそうだし。
こういう声があることも一応書いておく。
スパイラルを含めた施設の運営費は年10億円余り。小さくはない支出だが、加藤市長は「五輪がなければ大きな投資はできなかった。収容力を伴うハードがあることは長野市の財産だ」と胸を張る。500億円近くに上った五輪関連の市債は17年度中に完済する見込みだ。アクアウイングでのデンマーク水泳チームの合宿など、施設があったからこそ新たな誘致が可能になった面もある。
とはいえども、やっぱり小さい市町村への負担はより厳しいみたい。
約55億円の町債を完済したのは17年2月。完済で上水道や防災無線の整備などに手を付けられるようになった。
とにかく
「疑惑だらけで無理やり開催される五輪なんてもうみたくない」
ということに尽きる。
ぼっ〇くり男爵、みたいな人がまだのさばっているIOCに
日本が食い物にされるのはみたくないし(あの人がまだいることが信じられない)
いち国民として、はっきり「NO」を言っておきたいなと。
まあ長くなってきたのでそろそろこの辺で。