ねじまき日記

京都在住の30代ゲイのブログ。日常のあれこれを書こうかなと。

米大統領選をポッドキャストや格闘技的な視点で振り返る。

ジョーローガンとUFCとイーロンと。

アメリカの大統領選について、
トランプ陣営がうまく活用したPodcastや格闘技のファンダム的なものについて、
備忘録的なメモを残しておこうかなと。

 

(※トランプ氏の話題ばかりですが、
決っしてトランプ支持者ではないのでその点はご理解頂ければと)

 

・トランプ勝利宣言の壇上にUFCの社長ダナ・ホワイト氏が。

news.yahoo.co.jp

UFCのダナ・ホワイトがいるのはびっくりした。
ここまでするってことは、そういうこと。

 

ダナ・ホワイトとトランプの蜜月関係についてはこちらのNY Timesの記事がかなり詳しく書いていたり。

Dana White, Donald Trump and the Rise of Cage-Match Politics - The New York Times

 

 

 

 

"bro vote"は有効に働いた、的な分析。

 

 

news.yahoo.co.jp

選挙最終版でのジョーローガンによるトランプ指示。

Joe Roganは誤解されがちだけど、
以前まではバーニー・サンダース支持。
つまりゴリゴリの右派保守というわけではなかった。

そこからのこのトランプ(共和党)支持の表明。
マイク・タイソンなどのインフルエンサーがそれに続き、
BLM運動のトップの人も賛同したり。

これは結構デカかったと個人的に思ってます。

 

カマラ・ハリス氏がジョー・ローガン・ポッドキャストへの出演を断ったのも痛かった。
若年層にアピールできたはずなのに、リスクを鑑みてなのかお断り。
"逃げた"と見なされても仕方がない感じ。
(※スケジュールの都合かもしれないけれど・・・)

 

 

実際に、ハリス氏がJoe Roganへの出演を断ったからトランプに投票したという大学生の声も。

「大卒でない白人」にポッドキャストはかなり効いたんじゃないかな・・・。

あとUFC(総合格闘技団体)やプロレスは強さが何よりもものを言う世界。

m-dojo.hatenadiary.com

Joe RoganやDana Whiteが支援したとなれば、
"『マッチョな白人に憧れる黒人男性』"がトランプ支援になるのは不思議じゃない。

(ナイジェリア出身の黒人スター選手・アデザニアはこないだ負けちゃったけど)

 

 

m-dojo.hatenadiary.com

最後の最後には政策を訴えたり相手を攻撃するより、「こういう人間味や趣味のアピールで、政策に関心を持たない層を引き寄せる」が効果的だったりする。かなり、票を読み込むかもしれない。

トランプ氏はずっと昔からUFCを支援してきたほどの格闘技ファンだし、
あの熱狂を見てきていて「これは活用できる」と思ったに違いないなと。

 

 

www.hollywoodreporter.com

セレブの支援はジョーローガンとの対談には敵わなかった、的な分析。

 

この辺のツイートも。

 

これもなるほどなと。

そんなんでええんか、とは正直思うけれど。

 

 

このツイートも興味深かった。

 

あくまでPodcastや格闘技という視点だけでみた振り返りにはなるけれど、

Joe Roganが最後の最後に
トランプ氏、、J・D・ヴァンス(副大統領候補)、そしてイーロンマスクとダメ押しのインタビュー音声を配信したのはけっこうな影響があったんだろうなと。

トランプ支持を表明したタイミングもうまいし、
ジョーローガンが勝利後に「作戦どおり」と書いたのもそういうこと。

 

カマラ・ハリス氏も色んなポッドキャストには出ていたけれど、
真面目に語るよりも、おっちゃんの格闘技談義の方がウケた、というのもあると思う。

 

SNSや仕事、勉強、遊びと忙しいはずの若者や労働者層の耳を、
3時間耳を引き付けるポッドキャストは強し、という備忘録でした。

 

日本だと、RIZINのファンダムがそれほど右派・保守に偏っているイメージは(個人的には)ないけれど、もはやセレブスポーツ化しているUFCと、まだ"反体制"のイメージのRIZINの立ち位置の違いなのかな、とは思ったり。

 

たぶん誰も興味ないブログ記事になってしまったけれど、そろそろこの辺で。

www.nejimakiblog.com

 

ポッドキャストは政治を左右し得る。 | 世界のねじを巻くラジオ