ガルシアマルケスの代表作
ついに『百年の孤独』の文庫版が発売。
一度挫折してしまったことがあるので、今度は入念に準備をして挑んでみることに。
1章を読んでみたけれど、
やっぱりあの冒頭文はさすがで、ぐいぐい引き込まれる。
村の様子もうまく書かれていて、
磁石、物々交換、望遠鏡とレンズ、どれもわくわくする語りのうまさ。
磁石を引きずるシーンだけでも、ガルシアマルケス節が効いている。
家から家へ、二本の鉄の棒をひきずって歩いたのだ。すると、そこらの手鍋や平鍋、火描き権やこんろがもとあった場所からころがり落ち、抜けだそうとし て必死にもがく釘やねじのせいで材木は悲鳴をあげ、昔なくなった品物までがいちば ん念入りに捜したはずの隅から姿をあらわし、てんでに這うようにして、メルキアデ スの魔法の鉄の棒のあとを追った。
こんな感じでまったり、
コロンビアの世界に迷い込んでいこうかなと。
読書会もやっているのでお気軽にどうぞ。