ねじまき日記

京都在住の30代ゲイ。日常のあれこれを書こうかなと。

『天文学者 /カリール・ジブラン』~詩を翻訳する試み~

The Astronomer / KAHLIL GIBRAN

歌の歌詞の翻訳は何度かやったことがあるのですが、
「詩・ポエム」については経験がないので、挑戦してみようかなと。

初めてなので。かなり短めの詩をチョイスしてみました。

 

(英語原文)

『The Astronomer / KAHLIL GIBRAN』

In the shadow of the temple my friend and I saw a blind man sitting alone.  And my friend said, “Behold the wisest man of our land.”
 
Then I left my friend and approached the blind man and greeted him. And we conversed.
 
After a while I said, “Forgive my question; but since when has thou been blind?”
 
“From my birth,” he answered.
 
Said I, “And what path of wisdom followest thou?”
 
Said he, “I am an astronomer.”
 
Then he placed his hand upon his breast saying, “I watch all these suns and moons and stars.”

 

Kahlil Gibran, The Madman: his parables and poems. New York: Alfred A. Knopf, 1918. Public Domain.

https://www.poetryfoundation.org/poems/58717/the-astronomer

 

 

(日本語訳)

--------------------------------------------------------------------------

寺院の陰で、友と私は盲目の男が一人で座っているのを見た。
友人が言った「この地で最も賢い男を見なさい」

友人をよそに、私は盲目の男に近づき握手をし、そして談話した。

しばらく経ってから私は尋ねた。
「質問をお許しを。汝はいつ頃から視力を失ったのであろうか?」

「生まれたときからだ」彼は答えた。

私は言った「どのような知の道を極めたのか?」

彼は答えた「我は天文学者である」

そして彼は胸に手を当て、こう言った。
「私はこれらすべての太陽と月、そして星を見ているのだ」

--------------------------------------------------------------------------

 

レバノン系アメリカ人の作家・詩人の作品。

1923年に出版され「20世紀のアメリカで聖書の次に読まれた本」ともいわれる
『ザ・プロフェット』(預言者)を書いた方。

 

KAHLIL GIBRANと書いて
「ハリール・ジブラン」もしくは「カリール・ジブラーン」と発音するそう。

ところどころうまく訳せなかったけど、
まあ練習がてらにやってみたというそれ。

thouとか出てくると、どうしても硬めな会話にするべきかなと思うけど、
どのぐらいにすべきかの程度も難しかった。

たまにこういう短めの詩・ポエムの翻訳もやっていこうかなと。

 

先週日曜の日記。
長くなったので本館のねじまきブログに書きました。

 

ニュースレター3月号。

nejimaki.substack.com

 

www.nejimakiblog.com