発売日当日
2023年4月13日午前0時に、
村上春樹の最新作『街とその不確かな壁』がキンドルで配信開始。
ハルキの長編小説が紙の書籍と電子書籍同時配信って実ははじめてかも?
夜遅いけど、1章~4章だけ読んでみた感想をざっくりメモ程度に。
※ネタバレありなので未読の方は読まないほうがいいかも。
冒頭から、
村上春樹の小説にありがちな、
謎めいた女の子がさっそく登場。
「図書館」とか「川」とか「一角獣」「橋」とか
いかにも『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』な世界観盛りもりで
当惑してしまうレベル。
こんなストレートに過去作のことを書くのって今までない気がする(?)
っていうかこれ、『世界の終わり~』読んでなくて村上ワールド初めてですって人にはまあまあチンプンカンプンな導入なのでは。
自分はつい最近『世界の終わり~』を読んだとこだから、ついてはいけるけど。
みんなお好きな黒猫も登場。
序盤は恋人二人で
"高い壁に囲まれた不思議な街"をメモしながらつくりあげる話。
5章から焦点がより「街」そのものの内部に入りこむ感じに。
恋人は16歳のままなのに、自分は"すでに遥か年上の男性"になっている
ということはすいぶん経った後なのかなんなのか。
例の飲み物(薬草茶)も出てきて「世界の終わり」そのまんま。
なんというか、まだまだ導入部なので感想も語りにくいのが正直なところ。
お得意の音楽は一切出てきてない?気がする。この辺がちょっと寂しい気もする。
ある程度「世界の終わり」の世界については過去作品で色々やったので
この狭い世界をどう展開していくのか、
それとも全く別の時間軸、世界に放し飼い映っていくのか。
謎だらけなのはいつもどおりで、これからを読むのが楽しみだったり。
そろそろ寝ないと。
AI時代に読む村上春樹の『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』 - 世界のねじを巻くブログ