audiobook.jp公式アドベントカレンダー
2023年もそろそろ終わり。
・・・ということで恒例の振り返り記事、
今回は耳で聴く「オーディオブック」について書こうかなと。
あのaudiobook.jpさんの公式アドベントカレンダーだそうです。
(ということに書く段階で気が付きました・・・。)
オーディオブックという括りなので、
audiobook.jp、Scribd、 Audibleと
プラットフォームは問わずな感じで読んで頂けると幸いです。
(※audiobook.jpにはない作品もあります)
『サバイバー』 / チャック・パラニューク
アメリカでカルト的人気を集める作家、チャック・パラニューク。
相変わらずとんでもない設定の一冊で。
年初に本で読んでから、
もう一度オーディオブックで聞いたんだけれどそれでも楽しめるぐらい。
声で聴く小説は、日常からぶっ飛んだような小説の方が向いているのかも?
宗教二世問題や9.11の影響もあり、
映画化はされないという話なので、
ぜひとも音声でイメージを膨らませて聴くことをおすすめします。
※audiobook.jpでも聞けます。
『カンガルー日和』 / 村上春樹
学生以来、10年振りぐらいに聴いた村上春樹の短篇集。
まったく覚えてなかったけれど「タクシーに乗った吸血鬼」とか、
あとはやっぱり「図書館奇譚」が良かった。
多部未華子さんのナレーターはうーん、という感じで、
この人じゃないといけない、という必然性があんまり感じられなかったような。
全体的に絶妙なユーモアで読ませる(聴かせる)の文章はやっぱりすごい。
『ハンチバック』/ 市川 沙央
芥川賞受賞作。
紙の本を自由に読める健常者の特権性を訴えたり、
マイノリティーのあれこれを切実に読ませる一冊。
イメージが浮かぶ文章なので、これこそ耳で聞くべきなのかなと。
ほかに、audiobook.jpさんにある作品を載せておくと、
この2つも良かったなと。
『鴨川ランナー』のグレゴリー・ケズナジャットさんによる小説。
言語の狭間での揺らぎを描いた作品で、留学生とかにも聞いてほしいなと。
いわゆる"自己啓発系"でいくとこういうのはわりかし好みだったり。
AIに対抗するには、五感を磨いていくといいのかも、と思ったので読んでみた。
絵画やアート好きな方にはおすすめです。
audiobook.jpさんのライブラリにある中では、
『暇と退屈の倫理学』とか
『感情」は最強の武器である』
『正欲』
あたりが気になっているので、
来年はその辺りから聞いていこうかなと。
オーディオブックの思ひ出(2023年) Advent Calendar 2023 - Adventar